大回顧展「コロー 光と追憶の変奏曲」
神戸市立博物館で9月13日開幕
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◆ ルーヴルから“コロー3大名画” 「絵画の詩人」味わい存分に
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△ジャン=バティスト・カミーユ・コロー<真珠の女>
1858〜68年 ルーヴル美術館蔵
(c)Photo:RMN/distributed by DNPAC |
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詩情豊かな画風で人気の高いフランス人画家、カミーユ・コロー(1796〜1875年)の大回顧展「コロー 光と追憶の変奏曲」が9月13日、神戸市立博物館(中央区)で開幕する。“コローのモナリザ”といわれ、日本初公開の「真珠の女」をはじめ、「モルトフォンテーヌの想い出」「青い服の婦人」というパリ・ルーヴル美術館が誇る“コロー3大名画”を出品。印象派の先駆けともなった<絵画の詩人>、コローの世界を存分に味わえる展覧会となるだろう。
コローは26歳で画家を志し、フランス国内やイタリアで写生を重ね、銀灰(ぎんかい)色に包まれた独自の叙情的な風景画を確立した。人物画にも傑作を残し、すぐ後に続く印象派の画家たちにも大きな影響を及ぼした。
人物画の代表作「真珠の女」は、かすかに憂いを含み、両手を組み合わせたポーズから、レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」になぞらえられた。ダ・ビンチと同じく、コローも終生、自らの“モナリザ”を手放さず、自邸の客間に飾っていたという。
「モルトフォンテーヌの想い出」は、風景画の最高傑作といわれる。水辺で花を摘む少女や、見え隠れする枝のうねり、葉のざわめきを銀灰色の色調で表した。ナポレオン3世が買い上げ、フォンテーヌブロー宮に飾られていた。
本展では、コローの油彩78点に加え、セザンヌ、モネ、シスレー、ルノワール、マティスら、コローの影響を受けた巨匠たちの作品を並べて展示するのも、見ものだ。
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◆後世に強い影響残す
神戸市立博物館の岡泰正・主幹学芸員に展覧会の見どころを聞いた。
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コローの表現は、後世、とりわけ印象派以降の画家に強い影響を与えました。「真珠の女」や、物思う風情が魅力的な「青い服の婦人」は、マネのように表現が大胆で、題材も近代性に満ちています。
「モルトフォンテーヌの想い出」は、クロード・ロランの理想的風景画の伝統を引き継いでいます。風に震える葉かげや、透けて見える池の水面と、まさに音楽性を持つ絵画の詩といえます。美しいフランスの森と湖、日差しに映えるローマの遺跡など、風景画ではコローの詩情をたっぷりと楽しんでほしいですね。
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△写真=ジャン=バティスト・カミーユ・コロー<モルトフォンテーヌの想い出>
1864年 ルーヴル美術館蔵 (c)Photo:RMN/Rene´‐Gabriel Oje´da/distributed by DNPAC |
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12月7日まで。月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)。入場券は一般1500(1300)円、大高生1100(900)円、中小生600(450)円。カッコ内は前売り。主要プレイガイドで販売中。
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