♪市原多朗 Taro Ichihara(テノール)
東京芸術大学卒業、同大学院修了。1979年毎日音楽コンクール(現日本音楽コンクール)、日伊声楽コンコルソで共に1位。80年二期会公演「ウェルテル」でタイトルロールを歌いオペラ・デビュー。81年ローマのサンタ・チェチーリア音楽院留学。同年ヴェルディ国際コンクール2位(1位なし)、フランシスコ・ヴィニャス国際コンクール1位受賞。
82年リスボンのサン・カルロス歌劇場で「トゥーランドット」のカラフを歌い、海外オペラ・デビュー。84年ザルツブルク音楽祭に日本人歌手として初出演し、ヴェルディ「マクベス」のマルコム役を歌う。またパリ・オペラ座にも「マクベス」で日本人男性歌手として初登場。84〜85年シーズンには、同オペラ座で1シーズンの主役テノール歌手最多出場記録となる。以降、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で7シーズン連続主役を務め、ミラノ・スカラ座、ナポリのサン・カルロ劇場、ボローニャ歌劇場、ドイツのハンブルク国立歌劇場、ケルン歌劇場、フランスのリヨン歌劇場など世界の有名歌劇場に出演。ショルティ、シャイー、メータ、マゼールなどの著名指揮者とも共演し、正統派ベル・カントの圧倒的な美声と表現力で、世界を舞台に活躍している。
国内では86年藤原歌劇団「仮面舞踏会」で凱旋公演。以来、同歌劇団公演はじめ主要オーケストラの定期演奏会、リサイタルなど、数多くのオペラ、コンサートに招かれて歌っている。87年芸術選奨文部大臣賞新人賞、ジローオペラ大賞受賞。